気管切開をすることになったとき、なにが必要なのかを必死にいろいろ調べました。
病院の方々も親切にいろいろ教えてくれましたが…なかなか想像することは難しかった。
家での過ごし方もまだ想像できていない中で…。
気管切開している子のご家族にお話聞くこともできますよーなんて言われたけど、なにを聞いたらいいの?って。聞いておくべきことすらもわからなかった。
実際家で過ごしてみてからこれはどうしたらいいんだろう?とか疑問はでてきたけど、あの時、まだ家にも帰ってきていない我が子との生活を考えることは難しかった。
実際物品を準備するのは退院が決まってからでも十分ですよーなんて言われましたが、「いろいろ下調べをした上で、購入は退院直前で間に合う」というニュアンスだったように思えます。
だからなんとなくでも家で準備するものがわかっていたらよかったなぁ…と思ったので我が家で使っている物たちを紹介しておきます。
あくまでも我が家でのやり方なので、いろんな人のものを参考にしながら自分たちの使いやすい物を選んでいくといいですよ!
準備するもの
吸引器
これは必須です。
小児慢性特定疾患を取得することで、助成をうけることができ、自己負担の額を抑えることができます。
数万円する代物なので、助成があることがとてもありがたいです。
これは必ず買わなければならないものなので、詳しくは病院から案内があるはずです。
私はこの【パワースマイル】を購入しました。
コンパクトな吸引器です。これでも!
重さもあるし外出時は必ず持っていくものなのでできる限りコンパクトな方がいいかなぁと思いました。でもこれでも重いです…
さらにパワースマイルには充電型の電池もあります(別売)
外出時は電池で稼働することができるので便利。災害時もコンセントなく使うことができるので絶対電池はあったほうがいいです。
また車のシガーソケットにつけられるコードもあります(別売)
車での移動がメインなため購入しました。車の中ではシガーソケットから電源をとることができます。これで電池の充電が減ることがないので長時間のお出かけでも安心!また災害時にも役に立ちます。
別売のものも含めて【吸引器一式】として助成がおりる自治体もあれば、本体のみで別売のものは助成がおりず、実費購入となる自治体もあるそうです。これは要確認。
私のところは一式で助成がおりたので、別売のものも一緒に購入させてもらいました。
助成がおりないと別売りのものも含めて4~5万円します。
ありがたい助成の制度を活用させてもらいましょう!
あ!あと持ち運び用のバックも必要です。これも別売で購入できます。
私は購入しなかったのですが…買っておけばよかったかなぁと思っています。
ちょうどいい大きさである程度強度もあって持ちやすいバックを見つけるのは、なかなか難しかったので…
というか私はまだちょうどいいバックが見つかっていません。なので、自分で作ろうと思っています(なかなか進んでいない現状…笑)
バックは保冷バックのようなものがおすすめです。中の水がこぼれても大丈夫だし、真夏に機械が熱くなってしまうのも防ぐことができるからです。でも保冷バックってかわいいものだと強度がない小さいものしかないし、なかなかちょうどいい、気に入るものがないんですよね…
こういうシンプルなものでもいいかなぁとも思いますが。
ひとまず頑張って作ってみます。完成はいつになるやら…笑
吸入器(ネブライザー)
痰が固くなるとカニューレ詰まりをおこしてしまうため、吸入器も必要で購入。
吸入器もみんなに必要な気がしますが、なんと吸入器は助成がおりない自治体もあるそうです…
私のところは無事に助成がおりたのでこちらを購入しました。
これは、人工呼吸器をはずさずに吸入器を人工呼吸器に接続することができるので、ダイレクトにカニューレにミストが入ってくれます。具合が悪い時にはとくに重宝しています。
が…
結構大きいし、人工呼吸器をはずしていても大丈夫な我が子には、こちらのコンパクトなほうが使いやすく…
こちらは実費で購入しました。電池でも動くので持ち運びにも外出時にも便利です。
助成を使って購入したほうは最近あまり使っていないので、写真の通り今は箱に入っています笑
でも冬は活躍しそうなのでそろそろ箱から出しておかないと…。
気管切開児だけでなく、吸入器は家でも活躍しますよね。
吸引器の周りの必要な小物たち
吸引カテーテル置き場
100均で購入。これは蓋付きのコップの蓋。下のカップはプロテイン作るコップだったかな?
でもこれは使いにくいのでおすすめしません!笑 穴が小さくてカテーテルが入れにくいです。
ソースボトルやペットボトル用ストローの口がカテーテルがちょうどはまって使いやすいそうです。そのうち買おうと思いながらなかなか行く時間もなく…今はこれでも慣れてきたのでしばらくこれを使います。
水を入れておくもの
吸引後にホース内で詰まらないように水を吸いますがその水を入れておく容器。これは片手で簡単に開け閉めできるものがおすすめです。100均の砂糖や塩を入れるケースがちょうどよいです。
気管用と口・鼻用で2セット必要になります。だからできるだけ場所をとらないようにスリムなものを選びました。
また、外出時の持ち歩きようとしてはペットボトルに水を入れて、ペットボトルのストローキャップをつけるとカテーテルも保管でき、水もこぼれません。
イメージ。でも100均にも売ってます。
吸引カテーテル
私のところは1日1本の支給のため、予備が必要なのでネットで一箱購入して、ストックとしておいてあります。落としてしまったときや、外出時にはこまめに交換しています。
気管用と口・鼻用で1日2本支給されるところもあるようですが、私のところは気管用は次の日は口・鼻用として使うという使い回し方式なので、1日1本の支給なんだそうです。
アルコール綿
支給されるのが毎月1箱なので、吸引が頻回だと足りません。なのでこちらもネットで購入しています。
でも家で使うなら一包一包されているものではなく、たくさん入っているこっちのタイプの方でも使いやすいので、吸引が多い時期はこちらのタイプを使用しています。
ただし長期間置いておくと、消毒液が蒸発して乾いてしまいます。
頻度が少ないなら絶対に一包一包されてるほうが長持ちします!
つづく
吸引器と吸入器のことだけでも意外と書く内容が多かったので、続きはまた次回にします!!
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