我が子は経管栄養と気管切開をしているため、手を動かした際に人工鼻をとってしまったり、経管栄養のチューブを抜いてしまったりすることがあるので、夜間など見ていない間はかわいそうなのですが、手が動かないようにしておく必要があります。かわいそうだけど結果なにかあったとき辛くなるのは我が子なので…
手が動かないようにするためにどういうものを作ったらよいのか。試行錯誤をまだ続けていますがひとまずひとつめを紹介します。
記念すべきひとつめは、肘が曲がらないようにするもの。
肘が曲がらなければ手を動かしても顔に手がいくことがないので安心かなぁと。ただチューブには手が届いてしまうので引っ張れるようになるとこれだけだと心配かも。今のところは板がいい重りになっているので上まではあまりあげることがないから安心です。
用意するもの
布(ダブルガーゼかニット生地で私は作製)
バイアステープ
マジックテープ
キルト芯
硬めの下敷き
ビニールテープ
採寸
子供の体格に合わせて大きさは決める。
我が子はまだ小さいので縦13cm×横22cmで作製。子供の肘が覆えればよいので縦は肘が覆える長さ、横は腕の周囲に合わせて。太くなることも考えて少し大きめに作ってマジックテープで調整するのもよい。
長さが決まったら縫い代は付けずに採寸した長さの長方形に布4枚(裏表×両手)とキルト芯2枚を切っておく。周りはバイアステープで縫うので縫い代はいりません。
作り方
①布・キルト芯・布の順で重ね、まち針でとめる。四隅を軽く縫ってとめておくのもよい。
②周りをバイアステープを使って縫っていく。バイアステープで周りをはさんで普通にミシンでガーっと縫うだけ。
③マジックテープをくっつける。縫い付けたほうがよい。
これだけだとただの布を巻いただけなので、腕は曲がります。笑
なので、ここに肘が曲がらないように板を入れます。骨折したときに固定するシーネをイメージして作りました。
この布の中に板を埋め込んでしまったほうが作るのは楽だと思いますが、洗濯することを考えると板を取り外してから洗濯したい…と思ったので、表面に板をはめこむポケットを作り、板を取り外しできるようにしました!
④まず板を作る。硬めの下敷きを使う。肘の部分の太さより少し大きいくらいの横幅、縦は肘から前腕・上腕それぞれの半分くらいまでの長さを上限に。短すぎても長すぎてもダメなので!
切ったら角は丸める。一枚だと強度が心配なので、私は3枚重ねることにした。そのため片腕3枚ずつ切る。
⑤切った3枚を重ね合わせてビニールテープで周りをぐるぐる巻く。巻くとそれなりに強度も出る。
⑥この板が入る大きさに布を切ってポケットのように縫い付ける。真ん中あたりに縫うのがよい。
完成!
腕に巻き付けて使います。
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