NICUってどんなとこ?〜体験談 その2 面会頻度〜

体験談その1では主に出産レポートを書きました。どのようにしてNICUに我が子が行くことになったのかを書いています。

その1 はこちら

今回は面会について書いていきます。

面会制限

大体どこのNICUも同じだと思いますが、我が子が入院していたNICUは面会できるのは両親のみ

祖父母も入れません。

外からの菌をできるだけ入れないように面会制限があるようです。

集中治療室なので、いつなにが起こるかわからない状況とも言えるわけで。そんなところにたくさん人がいたら確かに邪魔だろうなぁとは感じた。

正直我が子は最初、生きられるのかどうかがわからない状況だったので、このままNICUから出られず、祖父母に会わせてあげられることはないのかもしれないと思っていました。だから尚更祖父母に一目でも生きている姿を見せたい!と強く思いましたが…。それをNICUの人に話す気力もなかったので郷に従っていましたが、相談したらそういうときはどうにかなったのかなぁ…なんて。

どうにもならないのかなー。

きっとそれはその状況を体験しないとわからない出来事ですよね。

(どうやらそれなりの状況になったら病院のほうから面会許可がおりるみたい)

面会時間

面会時間は病院によって様々ですが、NICUは一般の面会時間と異なることが多いようです。

入院オリエンテーションで面会時間を伝えてくれるでしょう。

そしてNICUは一回の面会時間も制限されているところが多いようです。

我が子の病院は一度の面会は原則30分とのことだった。

私は産後の貧血がひどくて、最初の頃は30分もいられませんでしたが、だんだんと体も回復して面会にも慣れてくると30分なんてあっという間に過ぎた。

そんなに厳しいところではなかったので、“時間はそんなに気にしなくて大丈夫ですよ”と大目にみてくれた。なので、最後の頃は気付いたら2時間くらいいたこともあったなぁ…笑

面会の家族のことを考えてくれる病院でありがたかったです。

面会頻度

これが私が一番気になったところです。

面会に行くと帰るときに看護師さんに「明日も来ますか?何時頃に来ますか?」と毎回のように聞かれる。

この一言で私は“毎日来なきゃいけないものなのか”という使命感にかられた。

なので病院の人に「面会ってどれくらいの頻度で来たらいいんですか?毎日ですか?」と聞いてみた。

そしたら「お母さんの無理のない範囲で来てください」と言われた。

毎日来る人もいるし、何日かに一回の人もいるし、はたまた全く来ない人だっている。お母さんの体の状態だったり、上の子がいればその子の状況だったり、病院までの距離だったりで人によって通える状況が違うからとのことだった。

いつも“明日来ますか?”と聞くのは、おそらく一緒にできるケアを面会のタイミングにあわせてやろうとしてくれているんだと思いました。お母さんとやろうと思って待ってたんですーなんて言ってくれる日があったので。

“毎日来るよね?”という無言の圧力ではないですきっと。笑

なので、本当に無理せず自分の行けるペースで行くのがいいです。毎日行かないとダメな親だ…なんて思ってしまうこともあると思いますが、無理して体調崩す方がダメなことだと私は思いました。

というのもNICUは、風邪をひいたら入室禁止なので。インフルエンザの季節なんか、体調悪かったら病院で検査して陰性の結果がでないと入室できないとのことでした…。

厳しい…。

でも赤ちゃんになにかあったら困るので、それは入室禁止にしてもらうしかないですよね!自分のせいで赤ちゃんになにかあっても嫌だし、他の子にも影響があるし。

なので、自分の体調を優先すべきです。調子悪かったり、気分が落ち込んでいたりするのに無理して面会に行き、結果体調を崩して何日も面会に行けなくなるよりは、1日ゆっくり家で休む選択をした方が賢明だと思います。

私も調子が悪く、朝微熱があった日は、面会に行くのを諦めて家で1日休みました…そのおかげで1日で回復し、体調不良が長引かずにすみました!

毎日行かなきゃ!という使命感にかられず、自分の無理のない範囲で面会に行くのが赤ちゃんにとっても自分にとっても一番の選択だと思います。

私の面会頻度は

私は数ヶ月のNICUで面会に行かなかったのは微熱があった2日だけ。それ以外は毎日病院に通いました。

ただし、私の場合は“毎日行かなきゃ”という使命感ではなく、“明日会えなくなったら今日行かなかったことを後悔する”という気持ちが強く、毎日面会に行っていました。我が子は最初生きられるかどうかもわからなかったため、毎日行かないと不安だったのです。微熱があった2日も、“今日なんかあったらどうしよう”なんて思い、家にいても気が気じゃなかったわけです…

毎日通って、抱っこもしてあげることのできない我が子に、面会中はずっと手を触れ、私の温もりを送り続けました。結果的にそれが届いたのか、我が子は生きることができています。

毎日面会に行き、触れてあげたことは赤ちゃんにとって大きなパワーになったのかもしれません。

面会に頻繁に来てくれるところの子と全然来ないところの子では赤ちゃんに差がでるなんてテレビで観たことがありました。それが本当なら頑張って通ったことが報われます。

「毎日大変ね」なんて周りの人にも言われましたが、私は家にいるよりも病院に行った方が、自分自身の精神状態をしっかり保っていられたので、苦じゃなく通うことができました。家に一人でいると、ネガティブに余計なことを考えてしまっていたはずなので…。病院まで片道一時間で決して近くはなかったのですが、その時間がいい気分転換になっていたのかもしれません。

“赤ちゃんが長期入院をすると愛着形成に問題がでてくることがある”なんて聞いたこともありますが、“行かない”のと“行けない”のは全然違うので、自分の体調が優れなくて行けない日が増えたとしても気負いすることないと思います。

さいごに

NICUに入った経験がある人は私の周りにはほとんどいませんでした。なので、情報はないし、誰に聞いたらいいのかもわからないし、困ることがいろいろありました。

面会頻度についても困ったもののひとつです。

私の情報が少しでも誰かの役に立てたらいいなと思います。

次回はNICUの面会中のことについて触れていきたいと思います!

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました