2020年の終わりに第二子を無事に出産できました♪
今回はそんな第二子の出産レポートを書き残しておこうと思います。
第一子の出産についてはいろいろと書いてきました。
妊娠中のことから、出産、NICU・GCU入院のことなど書いています。
妊娠中期に胎児発育不全の診断を受け、後期になり切迫早産、染色体異常によりMFICUに入院になり、普通の妊娠・出産とはかけ離れた貴重な体験をしました。
切迫早産になると次の子も切迫早産になりやすい
という話を聞いたのでだいぶ不安はありましたが、今回は切迫早産にならず順調に妊娠生活を送ることが出来ました!
上の子がいて切迫早産で入院になったらただでさえ困るのに、我が子は医ケア児なので面倒をみてもらえるところを探すのが尚更困難なのでね…
何事もなく家で妊娠生活を送ることが出来て本当によかったです!
ということで、特段妊娠中の出来事で珍しかったことはなく、ごく一般的な妊娠生活を送れていたと思います。今回は悪阻もありました。
では早速出産レポートに!
順調に進んでいた妊婦健診
妊娠経過は順調だった。
週数よりちょっと大きめ?という感じはあったけど、後期に入ってからは推定体重もさほど増えていなくて。お腹はどんどん大きくなるのに推定体重があまり増えないのはなんでだろう?と疑問には思ったけど、あくまでも推定なのでね。今までがちょっと大きめに計算されていただけかもしれないなぁと解釈した。
後期に入ってからの妊婦健診では、NSTモニターも始まった。ちょっとお腹が張る感じは出てきていた。
37週妊婦健診時のNSTモニターでは、お腹が張る回数が結構頻回にみられた。
診察時に先生もお腹の張る回数が多くなっていることを気にかけていた。そして子宮口も2㎝くらいは簡単に開く状態だった。でも経産婦にはよくあることだから、これがすぐにお産に繋がるとは言い難いと。
もしかしたらこのままお産が進む可能性もあるけど、赤ちゃんの頭はまだ高い位置にあるからこのまま予定日までいく可能性もある。
どちらにせよ出産が近づいてきている、そろそろ出産の心構えが必要な状況であった。
経産婦はお産が進むスピードが速いからなにかあれば早めに病院に来るようにと言われ、その日の健診は終わった。
お産が近づいてきたことを実感して、私はすごく不安になった。怖くもなってきた。
帰ってすぐに入院の荷物の最終確認なんかをしたりしちゃって。笑
コロナ禍で出産を迎えるにあたって
大変な時期での妊娠・出産になりました。
といっても大変なのは病院ですよね。
患者側の影響としては、まずは妊婦健診は一人で受診しなければならなくなったこと。
今までなら夫と共に受診して一緒にエコーを見たりもできたが、それができなくなったこと。
私が通っていた病院では、超音波スクリーニング検査の時に胎児の4D撮影もできるようになっていたので、その時は夫と一緒に行こうと思っていたわけですが残念ながらできなくなりました…
なので、DVDに焼いてもらっておうちで夫と一緒にみることに!
すごく残念でしたが、ただでさえいつも混んでいる病院なので、付き添いの旦那さんが待合室の椅子に座ってしまうと座る場所が足りなくなって、立って待っていなければならない時もあったので、付き添いがいなくなったことは多少私にとってはメリットのような気もしました。笑
実際付き添いNGなのに待合室の椅子があと2個くらいしか空いていない!ってくらい混んでいる日もあったので、その時は付き添いNGの期間でよかったのかも。と思えました。
しかし健診の付き添いNGだけでなく、立ち合い出産も中止となってしまいました。
これはかなり悲しい出来事でした…
私は一人目の時も立ち合い出産が叶わず…(遠くの病院に転院になっていた+思いのほかお産が早く進んだため)今回は家の近くの病院で出産できることになっていたので、立ち合いできる!と嬉しく思っていたのですが…こればかりは仕方ないですね。
病院側のリスクを考えたら仕方のないことです。安全に皆が出産するためには必要な措置でしょう。
もちろん出産後の入院中の面会もNG。
立ち合いができないんなら当然ですよね。夫と赤ちゃんが初対面できるのが退院後というのは悲しかったですが、外に働きに出ているパパたちこそ感染リスクが高いのでね。仕事が終わってそのまま病院に来るとかいう人がたくさんいたらそれはとても怖いので…
そんなわけで立ち合いはなしで出産に臨むことになりました。
コロナの影響をうけましたね…
陣痛!?予兆は…
37週の健診が終わり、その日の夜に夫と出産についてしっかり話し合った。もう迫っていることなので、上の子のこととか病院までの私の行き方だったり。
このままお産が進むかもしれないという不安と恐怖がどんどん出てきた。笑
お腹の張りなのか赤ちゃんが動いているだけなのかももはやもうわからない。笑
そんな思いを抱えながら寝たからか…
夜中に目が覚めた。
ちょっと下腹部に違和感がある。
痛いとかではないけど骨盤?恥骨?あたりを上からおされる感じ?
赤ちゃんが下がってきているのかな?と思ったけど、これは陣痛ではないよね?陣痛ってもっと痛かったはず!
なんて思いながら、陣痛アプリを使って見たら感覚が10分~10分以内くらいだった!でもその間隔ならもっと痛かったはず!と思い、なんとか体勢を変えながら寝ようと頑張った。
が!!
眠れなかった…
違和感がずっとあった。たぶん2時間くらいは一人で戦っていた。笑
だんだんと尿意がでてきたので一度トイレへ。
すると…出血しているー!!!
これは…おしるしだ!!!
もう体が震えてきた。笑
いよいよだと思うと怖くて。まだ37週だから出産はもう少し先だと思っていたからこそ。心の準備が出来ていない中、どんどん進んでいくと思うと恐怖心が勝った。
そして出血の量が結構多かったことにも恐怖を感じた。一人目の時は本当に少しの出血がおしるしだったから、もしかしてこれはおしるしではなくて赤ちゃんになにかが起こっているSOSのサインなのではないか?とその恐怖も強かった。
とにかく急いで夫を起こして、下腹部に違和感があること、出血が多いことを伝えて、とりあえず病院に電話!!
夜中だったので助産師さんが直接電話に出た。そしてこんな夜中にも関わらずとてもとても優しかった…電話のおかげで少し恐怖心がおさまったありがとう優しい助産師さん。
出血は量が多くてもおしるしなら心配はないとのこと。下腹部の違和感が陣痛だったら大変だから、心配ならすぐに入院の準備をして病院に来てとのこと。でも陣痛なのかな?陣痛じゃないかもしれないよね?と私自身が曖昧だったので、もう少し様子をみてからまた電話することにした。
どっちにしろ今日中に一回受診はしよう。ということになり、それなら朝の診察開始時間を待つよりも今行っちゃったほうがいいのでは…と夫と話しあった。
ということで私は陣痛タクシーを使って行こうと思ったけど、ひとまず実家に電話。夜中に。笑
といっても既に朝方近くなっていたので、母が起きて電話に出てくれた。そして事情を話して我が家に来てくれた。実家が割と近い距離なのでよかった。
上の子のこともあるので、母が到着したら私は病院に向かおうと思った。
電話をしてから1時間ほどで母が到着したが、その間に私の下腹部の違和感は痛みに変わっていた。陣痛アプリを使うと間隔は大体5~10分くらい。短くなってる。
痛みが強くてうずくまるほどだった…もうこれは陣痛だと確信した!!
病院に今から向かうと再び電話をして伝え、母が到着したらそのまま母に病院まで送ってもらった。
朝方で道も空いていたことからたぶん10分くらいで病院までは着いた。
しかしこの車の中でさらに痛みが増した。車のちょっとした振動がものすごく辛かった…
病院についても車から降りるのに一苦労。
付き添い者は中には入れないので、一人で中に入り、荷物を抱えてナースステーションまで行く。
歩くのが辛い…
電話をうけてくれた助産師さんが待っていてくれた。
そこから入院の手続き!本当にしんどかった。笑
痛みで文字なんか書いてる場合じゃないよーって。そして椅子に座ることが出来ず、地べたに座り込む私。私潔癖だから絶対に地べたになんか座らないのにもう思考回路停止状態。笑
私の痛がり方をみた助産師さんは、陣痛室ではなく分娩室に私を案内した。
病院着に着替えて、ショーツをトイレで履き替えてきてと言われた。トイレまで行きたくない。笑
苦しい中トイレまで頑張って行く。出血がさっきよりも多かった。塊みたいなのも出た。そして痛みのせいで上手く着替えられずスリッパが血だらけになった。笑
分娩室に戻り、分娩台にのせられる。この時点で既に子宮口全開。笑
そりゃ痛いわけだ。というかもう少し家で我慢していたら大変なことになっていたなと…
1人目の時は上を向いて寝ていてと言われたが、今回は好きな体勢でいていいとのことだったので、横を向いてうずくまる。
1人目の時は赤ちゃんの命がどうなるかわからなかったし、赤ちゃんが元気な状態ではなくギリギリの状態で頑張って生まれてこようとしていたので、私は赤ちゃんのサポートをしないと!という気持ちが強かったからか、痛みには割と耐えられていたと思う。声も出さずに耐えることができていたので、先生になんでもいいから声を出して!と逆に言われるくらいだった。
そして助産師さんがずっとそばについていてくれただけでなく、だんだんとそばについていてくれる助産師さんの数も増えて、最終的には4~5人の助産師さんが私の周りにいてくれた。皆のサポートも手厚かったので、ここに夫の居場所はないのでは…と思うくらいだった。笑
多くの助産師さんだけでなく、NICUの新生児科の先生と看護師さんも来てくれていたため、部屋の中には多くの人がいた。
しかし!今回は助産師さんずっとそばにはいてくれない!笑
モニターみながらたまに来てくれる感じ。あぁ普通はこんなもんなんだなと実感。
部屋に一人の時間があったからか今回は「痛い。痛い。」とずーっと私は喋っていた。笑
そしてじっとしていられず、分娩台を蹴ったり、足をバタバタさせたり。痛みを紛らわせようと必死に動いていた。笑
あれ?一人目の時はこんなに痛くなかった気がするよ…と思った。そしてなぜ無痛分娩にしなかったのかすごく後悔した。笑
子宮口全開なのに、まだ赤ちゃんの頭がそんなに下がってきていないらしく、破水もしていないしで陣痛を耐える時間が続く…
しばらくしてまた助産師さんが来た。今度は2人で。
いよいよか?と期待。
しかし破水はしていない…ということで助産師さんによって人工破膜。
破水のおかげで少し楽になった。
そのままハンドルを握るように言われ、お産の準備が進んでいった。助産師さんが先生を呼んでいた。
いよいよだ。
痛みは強いけど、もういきんでいいんだ。もうすぐで終わる。と気持ちが楽になった。
助産師さんに言われたとおりのタイミングでいきむ。先生によって会陰切開をされた。切れた感じはあったがそこへの痛みは感じない。
しかしなかなか出てこない…出口で頭がはまっている。あぁ裂けるよ…と怖かった。笑
次のいきみで無事に出てきてくれた!!
産声が聞こえた。
そしてすぐに私の上に赤ちゃんが来た。
そしてそして体重測ったり、綺麗にしたり、服を着させた後には私の隣に赤ちゃんが来た。
一緒に写真も撮ってくれた。
そう。これが普通の私が憧れていた出産。
1人目の時には叶わなかった普通の出産。すごくすごく嬉しかった。
でも達成感のほうが強くて、涙は出なかった…笑
ものすごく長い時間に感じられたけど、病院到着から出産までは1時間くらいだった!笑
スピード!!
判断が遅かったなぁ…でもあの時間に病院に来る決断をしてよかったと心から思った。
病院到着前にお産が進んでしまっていたら…と考えると恐怖でしかない。
立ち合いできなかったのは残念だったけど、一般的な普通の出産を経験することが出来てとても嬉しかった。
痛みは半端なかったけど。笑
本当に世の中の妊婦さんは当たり前のように痛みに耐えて出産しているわけだけど…命がけだから!母子ともに健康なのも当たり前じゃないから!!
どうか出産を軽く見ている人がいなくなりますように。笑
産後の入院生活
あっという間に入院期間は終わってしまった。
入院の部屋は個室だった!すごい広いし綺麗。そして食事もおいしかったしおやつまで出た!
総合病院の食事とは違った。笑
赤ちゃんは夜は預かってくれるので夜もゆっくり眠ることが出来た。
上の子のことが心配で早く退院して家に帰りたいと思っていたけど、今思えば授乳とおむつ交換以外はなにもせず、ベットの上で一日過ごせて、勝手においしいご飯は運ばれてきて片付けにもきてくれて、部屋の掃除もしてくれて…なんて贅沢な快適空間!!!
1人目のときは、私は産後大量出血のため処置をされ、かなりの貧血状態でほとんど動くこともできなくて最後まで辛い入院生活だった…
今回は私も無事で赤ちゃんも無事なことから気分もかなり上向きだったため、とても快適に入院生活を送ることが出来ました!!
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感謝
こんな大変な世の中ですが、無事に安全に出産ができるように提供してくれた病院・医療従事者の方々には本当に感謝です。
私も赤ちゃんも無事で本当によかった。感謝。
とても幸せな経験をすることができました!!
ありがとう♪
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